「もう限界、今日で辞める」 そう叫びたい日もあるけれど、 本当は、そこまで決定的じゃない。
かといって、 「この仕事が大好き」「ずっと天職だと思っている」 と胸を張って言えるほど、キラキラした気持ちでもない。
辞めたいわけじゃないけれど、 続けるのも、もう、しんどい。
そんな「グレーな夜」を、一人で過ごしていませんか。
はっきりした理由がないから、余計につらい
客層が最悪なわけじゃない。 お店のスタッフや環境に、致命的な問題があるわけでもない。 本指名もいて、売上も立っていて、 生活もちゃんと回っている。
それなのに、なぜか心だけが追いついてこない。
「何がそんなに嫌なの?」と聞かれても、自分でもうまく答えられない。 はっきりした理由がないから、このしんどさを「甘え」だと思って、自分を責めてしまう。
「私よりもっと大変な子はいるのに」「稼げているだけマシなのに」 そうやって自分の首を絞めて、また無理やり笑顔を作って店に向かっていませんか。
「寝れば治る」と繰り返してきた夜
「今日はただ、疲れているだけ」 「一晩寝れば、また明日は頑張れる」
そうやって、何度も自分を騙しながらやり過ごしてきた夜があると思います。 実際、たっぷり眠れば少しは楽になる。 でも、数日経つとまた同じ「鉛のような重さ」が戻ってくる。
それが続くと、自分の感覚が信じられなくなります。 「私、ただ贅沢な悩みを言ってるだけなのかな」 「根性がないだけなのかな」
でも、そのしんどさは、肉体の疲れではなく「魂の息切れ」かもしれません。

「続けたい理由」ではなく「辞められない理由」
辞めない理由は、探さなくてもたくさん出てきます。
- 他の仕事では得られない、この収入。
- 今の自分に「昼職」ができるとは思えない不安。
- お店での居場所、積み上げてきた指名客。
- 振り出しに戻ることへの恐怖。
でも、気づいてください。 それは「続けたい理由(ワクワクするもの)」ではなく、**「辞められない理由(縛られているもの)」**ではないでしょうか。
その違いにうすうす気づいているからこそ、鏡の前の自分が少しずつ、他人事のように見えてきてしまうのです。
余計に苦しくなることがあります。
決断できない自分を、嫌いにならないで
辞めると決めてしまえば、きっと楽になれる。 続けると腹をくくれば、迷いは消える。
でも、そのどちらも選べない今の状態が、一番体力を削られます。 「何も決められない自分」を嫌いになってしまうかもしれません。
でも、それは優柔不断だからではありません。 あなたがそれだけ**「自分の人生」と「今の生活」の狭間で、誠実に悩んでいる証拠**です。
いい加減な気持ちで働いていたら、こんなに苦しくなるまで悩みません。
辞めるか続けるか、今は決めなくていい
はっきり言います。 今のこの段階で、無理に答えを出す必要はありません。
「辞めたいわけじゃない。でも、続けるのもしんどい」 この曖昧で、グレーな状態のままでいいんです。
むしろこの違和感は、「これまでの自分」から「これからの自分」へと変化しようとしている、大事な脱皮のサインです。
しんどさの正体を、急いで言葉にしなくていい
今はまだ、
- 何がそんなに苦しいのか
- 次に何をしたいのか
- どう生きていきたいのか
すべてが霧の中でも大丈夫です。 無理に答えを探して自分を追い込むより、「今日は、しんどいね」と、自分の心に毛布をかけてあげるだけで十分です。
しんどさは、見ないふりをして押し込めるほど、後で大きく膨らんで戻ってきます。
押し込めるほど大きくなります。
まとめ:迷っている夜は、止まっていい
辞めたいわけじゃないのに、続けるのもしんどい夜。
それは、あなたが弱いからでも、根性が足りないからでもありません。 あなたが、「今の自分を、もっと大切にしたい」と願い始めた証拠です。
無理に動かなくていい。 答えを出さなくていい。
この場所が、そんな夜にあなたがふーっと深く息を吐ける、小さな「踊り場」のような場所になれたら。それで十分だと思っています。

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